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Hyper-MEGA工法

概要
プレボーリング拡大根固め工法に分類される工法です。
拡大ヘッドと螺旋部分に切り欠きを有するオーガスクリュー・撹拌ロッド等を用いて、適宜掘削液を吐出しながら所定の深度まで掘削した後、拡大ヘッドを拡翼させ、くい周充填液を吐出しながら、2m以上、くい長の50%以下の長さの範囲を拡大掘削するとともに上下反復し、くい周充填液と掘削土砂を撹拌混合します。その後、先端部において、根固め液を注入しながら所定範囲を上下反復して根固め部を築造します。

また、拡大比ω=(拡大掘削径De)/(基準掘削径Ds(=Don+0.05m))が1~2倍の範囲で任意に設定することができます。
このように築造した掘削孔内に節ぐいのみ、あるいは節ぐい+ストレートぐいを建て込み、地盤に定着させ、くい本体と根固め部および地盤との一体化を図ります。
特長
バリエーション豊かな設計ができるようになりました。
  • 高い自由度
    適用杭径がφ300~φ1200
    最大施工長:砂・礫質地盤 最大68.5m 粘土質地盤 最大60.0m
    拡大根固め部径:倍率を1.0~2.0倍の範囲で設定できます。(1.5倍以上は別途ご相談ください)
    上杭:あらゆる既成杭を継ぐことができ、水平力に対応した杭材の設定ができます。
  • 低コスト
    従来の工法よりも大きな支持力を確保できるため、トータルコストが削減されます。
    設計の自由度が広がるため、無駄のない設計が可能になります。
    杭本数が減少するため、工期を短縮することが可能となります。
  • 環境に配慮
    掘削土砂と充填液を撹拌混合して杭周部を充填するため、排土量を縮減することができます。
    基礎築造における資機材が減少するため、CO2削減に貢献します。
支持力係数
  • 杭先端支持力係数α
    砂・礫質地盤α=330~858(ω=1.0~2.0)
    粘土質地盤 α=300~679(ω=1.0~2.0)
  • 砂質・礫質地盤中の杭周面摩擦力係数β
    ①標準型
    ストレート杭部分 β=5.0
    節杭部分 βNs=(30+5.5Ns)ω
    ②膨張型
    ストレート杭部分 β=8.0
    節杭部分 β=9.5ω
  • 粘土質地盤中の杭周面摩擦力係数γ
    ①標準型
    ストレート杭部分 γ=0.7
    節杭部分 γqu=(20+0.5qu)ω
    ②膨張型
    ストレート杭部分 γ=0.9
    節杭部分 γ=1.0ω
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