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STJ工法

概要
STJ工法は、先端部に高圧噴射ノズルをもつ、STJピットを取付けた連続スパイラルオーガを、あらかじめ杭中空部に挿入して杭を建込み、オーガ駆動装置にスパイラルオーガを連結し、掘削を開始します。
杭先端が支持層の所定深さに達した後、拡大球根の築造を行います。

STJビットの2方向ノズルより高圧水を噴射し支持層の掘削を行った後、オーガの回転を低速に切換え、根固め液(セメントミルク)を圧力18MPa以上でSTJビッ卜から2方向へ高圧噴射させながら、ゆっくりスパイラルオーガを引き上げ拡大球根を築造します。引続き杭中空部内にもジェット噴射しながら、所定の高さまでスパイラルオーガを引き上げて、杭先端部の球根築造の作業を完了します。その後、杭中空部内に注水しながらスパイラルオーガを引き抜き施工を完了します。
杭先端部に高圧噴射された根固め液の硬化によって、杭体と球根を一体化させ、杭の支持力を発現させる工法であります。
特長
  • 低騒音・低振動工法
    施工は、STJピットを取付けたスパイラルオーガを用い、杭中空部を利用した中掘りで杭を設置し、高圧ポンプでセメントミルクをジ、ジェット噴射して拡大球根を築造するので、低騒音・低振動です。
  • 確実な拡大球根の築造
    オーガの回転を低速回転に切替え、2方向高圧噴射ノズルからセメントミルクをジェット蹟射させながら、一定速度でオーガを引上げるので、確実に拡大球根が築造されます。
  • 大きな支持力
    杭径より大きい確実な拡大球根が築造でき、球根部の圧縮強震は20N/mm2以上となっており、杭に加わる荷重を支持地盤に伝達するに十分なものとなっており、鉛直載荷試験結果も大きな支持力が得られています。
    一台の施工機械で、掘削・設置および拡大根固め施工が連続してできるので、施工が円滑におこなわれます。
  • 安い工賃
    施工は、一台の機械で連続作業ができるので、施工効率が良く、施工費も安くすみます。
  • 低排土工法
    STJ工法における排出土砂は、自然の土砂であります。なお、ブレポーリング工法に比べ低排土工法です。
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